F450

2006年01月05日の日記 ‣ 脚本家・加賀美京子

古いデータが多く含まれているため、デッドリンクがあったり記事等を正しく表示できなかったりする可能性があります。また、これらの日記に対する新たなコメントやトラックバックは受け付けていません。予めご了承下さい。
2006年01月05日(木)の日記

脚本家・加賀美京子

今から13年前、「振り返れば奴がいる」というドラマがあった。
ストーリーは
医師石川玄(石黒賢)はアメリカのカンザス大学から私立総合病院「天真楼病院」やってきた。そこには苦しむ患者を無視する冷血な医師司馬江太郎(織田裕二)がいた。外科部長の中川(鹿賀丈史)は司馬に弱味があり辞めさせる気配はない。
二人の医師は天真楼病院を舞台に、同じ医療クルーとして深く関わり始める。
すさましいまでのせめぎあいによって、お互いが反面教師としてわかりあえた瞬間、2人は決別を迎える。
というもの。
かなりシリアスなドラマ。
さて、実は、このドラマの脚本を書いたのは三谷幸喜。
「古畑任三郎」等の作品で知られる脚本家・三谷幸喜。
三谷幸喜は専らコメディ作品を手がけているのに、この「振り返れば奴がいる」はかなりイメージが違う。
それには裏があって、もともと「振り返れば奴がいる」はコメディ作品になるはずだったのに、制作スタッフによって勝手に脚本が書き換えられてシリアスなドラマになったと言われている。
このとき三谷幸喜は脚本家として苦い経験をしていた。
さて、最後の古畑任三郎、今日の「古畑任三郎 FINAL」第3夜は松嶋菜々子が一人二役で双子を演じた。
その双子の職業は脚本家。二人は加賀美京子というペンネームで脚本を書いていた。
彼女(ら)が内容を変更するようプロデューサーに迫られる場面があったり、彼女が「マスコミは視聴率を気にしすぎだ」とインタビューで答える場面があったりと、普段自分の作品に自分の主張を盛り込まない三谷幸喜にしては珍しく思えて「振り返れば奴がいる」の一件を思い出した次第。
そういえば、「古畑任三郎」が始まった時、僕はまだ小学生。
当時、古畑のことを知っていたのはクラスでは僕と永瀬君だけだったなぁ。
それでも、第1回から欠かさず見ていた。
もう古畑を見られないということで色々思い出してしまった。
まぁ、永瀬君って誰だよって思った貴方が正解。
2006/01/06(金) 11:26:42 (JST)

この日記へのコメント

この日記へのコメントはありません。

この日記へのトラックバック

この日記へのトラックバックはありません。