2006年02月03日(金)の日記
救命救急 on 節分の日
救命救急
朝。男が倒れていた。
始発駅。出発を3分後に控えた電車の中。その男は座席の上に倒れていた。急病人。
「大丈夫ですか?目を開けられますか?」
急病人に話しかける男。その後の言動から医療関係者だと判明するその男は急病人の意識の状態を計っているようであった。
遠目に見ている僕からははっきりとは確認はできないが急病人に反応はないように見える。
JCSで3桁…。知ったかぶりをしてみる。
「急病人発生のため発車が遅れます。」
車掌のアナウンス。
間もなく、担架を持った救急隊が到着する。そういえば改札を通るとき近づいてくる救急車のサイレンの音を聞いていた。
救急隊員の1人がペンライトを用意する。
「救急隊です。」
そのとき突然ムクッと起き上がる急病人。
「………」
男が何か喋ったようだがこの距離からだと声が小さくて聞こえない。
「あのね、あんたが起きないもんだから心配して通報があったんだよ。あんたのためにね、消防車1台と救急車1台が来たの。」
救急隊員の声は聞こえる。
力なく立ち上がり、だがしっかりと立つ急病人。救急隊員につれられて電車の外へ。
も、もしかして。
彼の病名は…。
「もうちょっと寝かせてよ」病。
いやいやいやいや。
それにしてもなぜ消防車まで。
節分の日
夜。豆まき。
そう今日は節分の日。
無秩序な豆まき。豆をまく標的が鬼とは限らない。
まぁ、部室でやるなよ。
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